こんにちは、荻原ゆうです。
皆さんは「スキャンピー」という言葉をご存知ですか?
どんな記事を書こうかリサーチしていた時に見つけた言葉で、検索ボリュームも結構あって気になっていたんです。
そこで「スキャンピー」とは何なのか?を調べたところ、令和時代にピッタリの”面白いサービス”だったのですが、紹介しているブロガーさんの記事の内容ほど手軽ではないので、注意喚起の一環として執筆しておきます。
普段発信している「WEB広告」の話とは少し毛色が違う内容ではありますが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
※スキャンピーについての注意喚起は記事の中盤あたりから記載してあります。

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スキャンピーとは
スキャンピーは、本や書類などをスキャンしてPDFデータにしてくれる電子化サービスです。
公式サイトによると累計利用者は20万人を突破しており、本だけでなく書類、名刺、ハガキなどの電子化にも対応してり、使い方もシンプル。
Webサイトから申し込みをして、電子化したい本をスキャンピーへ送ります。その後、スキャンピー側で裁断やスキャンなどの作業が行われ、完成したPDFデータを受け取るという流れです。
実際の本を持ち歩くのは不便ですし、自宅に保管するにもスペースが必要ですが、スキャンピーならデータとして持ち運びが出来て、スペースも要らない、まさに今風なサービスです。
スキャンピーは令和時代にピッタリのサービス
自粛で苦しんだコロナ禍を経て、様々なサービスが登場したり注目されるようになりましたよね。
- 生成AIやAIアシスタントの登場
- Uber Eatsのような配達サービス
- カーシェア、駐車場シェア
- ファッション、家電、家具のサブスクやレンタル
- Airbnb のような宿泊サービス
- ZOOMのようなオンラインミーティングサービス
- Paypayなどのキャッシュレス決済
- オンライン診療
- スキマバイトやスキルシェア
- リスキリングやオンライン学習など
これらに共通するのは、タイパやオンデマンド、パーソナライズ、リソースの有効活用など。
スキャンピーも同様で、重くてかさ張る本や雑誌を電子化することで、これらのサービス同様にタイパやオンデマンド性などを実現しています。
スキャンピーの特徴
ネット上でも評判の良いスキャンピー、その理由を4つ紹介します。
このあたりはネット上のブロガーさんが記載しているのと同じような内容なので、スキャンピーを既に見知っている方は飛ばして頂いても構いません。
なお、この記事のポイントでもある「リスク」については、記事の中盤以降に執筆してあります。
1. スキャンピーはコスパ抜群
スキャンピーを調べていて一番目を引いたのが料金です。
| 基本料金 | ページ数 | 仕様 |
|---|---|---|
| 80円(88円) / 冊 | 1~300ページ | グレースキャン 表紙カバー込み ファイル名変更込み |
| 160円(176円) / 冊 | 301~無制限 | グレースキャン 表紙カバー込み ファイル名変更込み |
| バリューパック 210円(231円) / 冊 | 無制限 | カラースキャン OCR処理 表紙カバー込み ファイル名変更込み |
その他、料金に関する特徴
- 名刺サイズ~A3サイズまで一律料金
- 折込ぺージや小冊子、付録もスキャン
- オプション多数
→ カラー
→ OCR処理
→ 電子書籍端末最適化など - 納期プラン
- 納品プラン
なお、基本的にスキャン用に送った本や雑誌は裁断するので、戻ってきません。(プラス料金で戻すことも可能)
2. OCRがとにかく便利!95%変換の品質の高さ
本や雑誌をスキャンすると、電子化されたPDFの中身は「文字も含めて画像」として保存されるため、人間が見る分には文章として読めますが、コンピューターから見ると画像としか認識できません。
そこでOCR処理が活躍します。
OCRは画像の中に書かれている文字を認識して、コンピューターが扱えるテキスト情報に変換する技術です。
スキャンピーのOCR精度について平均95%と案内がある通り、かなりの精度でテキスト情報に変換してくれるので、電子化されたPDF内で、特定の語句を検索することができるようになります。
電子化のメリットの1つでもあるので、多くの人はOCR処理が付随するバリュープランで依頼します。
3. スキャンピーは手軽さも魅力
冒頭の「作業許諾」の件を除けば、スキャンピーはかなり手軽に利用できるように設計されています。
- 会員登録不要で利用できる
- 無料の集荷サービスあり
- 店舗への直接持ち込みもOK
- Amazonなどから直接配送もOK
面白いのはAmazonなどのオンライン書店で買った本を、そのままスキャンピーに送ってPDF化できる、なんてサービスも。
本や雑誌だけではなく、名刺や書類、ハガキにも対応しているので、様々な用途に使えそうですよね。
会員登録も不要で、土日祝日も営業しているので、めちゃくちゃ手軽に利用できます。
4. スキャンピーは実績も凄い。
私がスキャンピーを知ったのが最近だったので知らなかったのですが、サービス自体は2010年(電子書籍元年)に創業しており、結構な老舗業者さん。
今では累計20万人の人が利用するサービスに成長し、70校以上の大学からも依頼を受けた実績があるそうです。
誰もが知る大企業から中小企業まで様々な企業が参入するスキャニングサービスですが、その中でもスキャンピーが選ばれている理由は、コスパと品質の高さ、そして手軽さです。
大量の本や雑誌、資料の電子化を考えるならスキャンピーにお願いすれば間違いありません。
スキャンピーがおすすめな人
スキャンピーをお勧めしたい人はこんな人。
- 大量の本や漫画を所有していて、部屋のスペースを空けたい人
ありがちな話ですが、引越しや模様替えを検討しており、スペースを確保したい、荷物を減らしたい人は使ってみると良いですよ。 - 電子書籍化されていない専門書・絶版書・古い雑誌を持っている人
実物で持つメリットもありますが年月ともに劣化していくものです。スキャンピーでデータ化すればキレイな状態で持ち続けることができます。 - 研究者・ビジネスパーソン
本は目次こそありますが、語句などで検索することはできません。OCR機能を使えば、ネットで検索するように本や雑誌の中を検索することができます。 - 移動中や旅行先に持ち運びたい人
重い本を持ち運ぶことなく、何百冊も持ち歩いて読みたいミニマリスト指向の人にもピッタリです。
希少本や初版本など、本そのものに価値があるものは別ですが、昨今ではスマホで本を読むのが当たり前ですよね。
自宅で場所をとっている本をスマホに入れる、スキャンピーのサービスはまさに令和っぽいと思いませんか?
自分でやるのは「超」大変
もしかしたら、自分で同じようなことをやってみようと思った人もいるかもしれませんね。
例えば、雑誌をスキャニングしてデータ化しようとすると、次のような作業を行います。
- 自分で本を裁断して1枚づつの紙にする
- 全ページをスキャナーに通す
- 各ページにファイル名を付けて保存
本をバラして1枚づつの紙にするのも面倒ですが、それを抜け漏れなくスキャンする、これも大変な作業です。
スキャンピーはこれらの工程をまるっとお任せできるサービスなんです。
スキャンピーで気になる点
さて、サービスとしては非常に便利で、まさに令和時代にピッタリだと思う反面、気になる点がいくつかあります。
それは、スキャンピーを調べた際に表示される関連キーワードです。
- スキャンピー 自炊
- スキャンピー 違法
「違法」は穏やかではありませんよね・・・詳しく解説していきますので続きをどうぞ。
スキャンピーは「自炊代行サービス」
スキャンピーとセットで表示されるキーワードの1つに「自炊」や「自炊代行」という言葉があります。
手持ちの本や雑誌を裁断機やスキャナーなどを使って読み込み、PDFやJPEGなどのデジタルデータに変換する行為(自ら行う電子書籍化)を指す俗語(スラング)のこと。
参考:https://oikura.jp/magazine/tips220/
自炊代行とは、本や雑誌をスキャンしてPDF化を、本人ではなく業者などが代行すること。
なお、鋭い方なら「おや?」と思われたかもしれませんが、著作権がどうなっているのか?気になりますよね。
自炊・・・私的利用なら合法、ただし、販売・配布などは違法
自炊代行・・・複製行為を行うのが「営利目的の業者」に該当するため違法
ん?自炊代行が違法ってことはスキャンピーも違法サービスなのでは・・・続きをお読みください。
スキャンピーは違法?合法?
自炊代行は「違法」である、と先ほど説明しましたが、例外もあります。
著作者や出版社から正式に許諾を得ている代行業者であれば、適法に利用することが可能
スキャンピーでは著作権対策として、以下の対策を行っています。
- 作業不可リストに含まれた著作物
著作者様ご本人からのご連絡により随時更新 - 裁断済みの書籍
既にデータ化された可能性が発生するため - 市販の書籍のコピー、再製本
教材で使用された等の実績があってもNG - 図書館所蔵の書籍
- 著作者様の許諾を得ていない著作物
情報解析および機械学習等に書籍データを使用する場合や、注文者が著作権を保有されている場合を除き、全書籍に対して著作権者様の作業許諾を得る必要がある - 電子書籍化したデータは私的使用の範囲内で利用する事への同意
電子書籍化したデータを他者へ譲渡・販売・貸与したり、ネット上で公開・不特定多数の方から閲覧できる状態にすることは禁止されている
参照:https://scanb.jp/tyosakken / 参考:https://scanb.jp/noscanlist
どんな本、雑誌でもPDF化できるわけではない、ということです。
ネット上の「スキャンピー」レビュー記事の注意点
スキャンピーと調べると、スキャンピーを使ってみた!みたいな記事がいくつかあり、どの記事もコスパ抜群の便利なサービス!として紹介しており、その点は私も同意です。
ただ1点だけ気になったのは、どの記事を読んでも著作権について「作業許諾」を得たという記事が1つもないんです。
おかしいですよね・・・注文者は「全書籍に対して著作権者様の作業許諾を得る必要がある」と書かれているのに、作業許諾を得ている形跡がないんです。
そこで、実際にスキャンピーに連絡して確認したところ、以下の回答でしたので共有します。
スキャンピーに持ち込み、もしくは送られてきた書籍は、依頼者が許諾を得ているものとして扱う。(作業不可リストに該当しないもの)
その言葉の通り、申し込みフォームには⑤の作業許諾を得たことを記載・添付する欄はなく、サクッと依頼できてしまいます。
もし著作権者や関係者と紛争が生じた場合
私的利用であれば、著作権者や関係者と紛争が生じるなんてことはまず起こり得ないと思いますが、万が一そういった事態になった場合、依頼者が全責任を負うことになるので覚えておきましょう。
- 依頼者が自分で許諾を得ないといけないが
- 許諾を得たことにしてスキャンピーに依頼
- スキャンピーでは著作権について明確に記載あり
- 紛争が生じた場合についても記載あり
確かに便利で面白いサービスですが、ネット上の記事を参考にして利用した場合、多くの人は許諾を得ずに利用していると推測されるので、電子化されたデータの取り扱いには十分に注意して取り扱うことをおすすめします。
スキャンピーのサービス自体は合法、利用には注意が正しい
まず、スキャンピーが合法か違法なのか?と言う点についてですが、運営については合法と言って問題ありません。
ただし、ネット上のレビュー記事ほど手軽で気軽に使うとリスクがある、ということも覚えておく必要があります。
依頼時に作業許諾の有無の確認がないため、気軽に申し込めてしまいますが、本来は著作権者や出版社に「作業許諾」を得てからでないと、すべて違法となります。
私的利用でバレないだろうからOK、と安易な気持ちで利用していると、いつか痛い目を見るかもしれませんよ。
スキャンピーの申し込みフォームは良くない、よね。
気持ちはわかります。わかりますが、スキャンピーのフォームはちょっと良くない。
なぜなら、作業許諾について一切の記述がないからです。
まあ、作業許諾が必須、アップロードしてください!なんて書いたら申し込む人が激減するのは容易に想像できますからね。
Amazonから直送もOKとことですが、買った人はみんな作業許諾を得ているんでしょうか・・・甚だ疑問です。
スキャンピーなどでの作業許諾の取り方
一般的ではありますが、スキャンピー利用の際に、⑤の作業許諾の取り方について記載しておきます。
- STEP01著作権者の確認
対象書籍の著者や出版社を調べ、連絡先や窓口を確認
- STEP02許諾の申請
私的利用での自炊代行利用について、作業許諾を依頼
- STEP03証明の取得
許諾書や、著作権者からの許可が証明できるメール・書面などを取得
- STEP04スキャンピーへの提示・送付
最下部のボックスに作業許諾を得ていることを記載
メールや書面は自身で保管しておく
著者に直接連絡するのは中々難しいでしょうから、大抵は出版社に連絡することになるので、かなりハードルは高めです。
特に依頼する相手は友達ではありませんので、しっかりした文面で連絡する必要があります。
作業許諾の依頼メール(例)
題名:
書籍の電子化(自炊代行サービス利用)に関するご確認
本文:
株式会社〇〇
ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。
貴社より出版されている書籍「〇〇〇〇」
について、個人利用を目的として電子化を検討しております。
現在、所有している紙の書籍を自炊代行サービスへ依頼し、PDF形式で電子化したいと考えております。
電子化したデータについては、私自身の閲覧・検索等の私的利用のみに使用し、第三者への譲渡、販売、配布、インターネット上への公開等を行う予定はございません。
つきましては、上記のような目的で自炊代行サービスを利用して本書を電子化することについて、貴社として許諾いただくことは可能でしょうか。
また、許諾にあたり必要な手続きや条件等がございましたら、あわせてご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
氏名:〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇〇
メールを送れば必ずしも許可されるわけではありません。
あくまでも「本来は認められていない」ことを許諾してもらう側であることを理解した上で、やりとりするようにしましょう。
スキャンピーまとめ
スキャンピー自体のサービスは、非常に便利でいいサービスだと思っています。
おそらくこの記事を読んだ人の中には、どうせバレないでしょ?と本を送る人もいるでしょう。
スキャンピーをどう利用するかは自己責任なので、その点については言及しませんが、この記事を書く最大の理由は、リスクを知らずに依頼している人が少なからずいるだろう、と思ったからです。
大なり小なり、何かを始めるときはリスクが付きものなので、しっかりと把握した上で利用してくださいね。
最後になりますが、私が発信しているPPCアフィリエイトも、ビジネスとして生計を立てられる技術である一方でリスクはあります。
もしWEB広告運用に興味を持っている方がいらっしゃったら、最低限リスクもちゃんと教えてくれる人から学ぶことをおすすめします。






