こんにちは、荻原ゆうです。
この記事では、PPCに限らず広告運用者なら一度は経験があるであろう「独自コンテンツの不足」について解説していきます。
なぜ独自コンテンツ不足として審査落ちするのか、どういう対策をすれば良いのか?悩んでいる方はぜひ参考にしていってください。
独自コンテンツの不足とは
「独自コンテンツの不足」というのは、Google広告における審査基準の1つで、これに該当してしまうとその広告は不承認となり、広告出稿できません。
独自コンテンツの不足については、Googleの広告ポリシーに詳しく解説されていますので、一部抜粋します。
見てのとおり、すべて広告のリンク先についての記述であることから、独自コンテンツの不足で審査落ちしたときは、ご自身の作った広告記事を修正していきます。
正直、Google広告側のポリシーを見ても「よく分からない…」という人も多いと思いますので、詳しく解説していきます!
独自コンテンツの不足で不承認になりやすいパターン
はじめに、独自コンテンツ不足で不承認になりやすい3つのパターンを紹介します。
なお、以下に該当するからと言って、必ずしも独自コンテンツ不足に該当するわけではありません。
対策の内容と併せて、独自コンテンツの不足で審査落ちしないように目を通しておいてください。
独自コンテンツ不足の原因① コピーコンテンツ
広告記事に書く文章を、他サイトや公式サイトなどからコピペしていると独自コンテンツ不足で審査落ちしやすくなります。
これは広告の内容が、「別のソースを複製しただけで、独自のコンテンツまたは付加機能による価値を提供していないリンク先」に該当しているからです。
ASPの紹介文や公式サイトのコピーを中心に記事をつくると、独自コンテンツ不足になりやすい傾向があります。
独自コンテンツ不足の原因② 薬機法関連商品
薬機法(薬事法)に関係する、「美容系」「健康系」の商品は、独自コンテンツ不足に該当することが多々あります。
この薬機法に関連する商品は、特にGoogle広告の審査が厳しく入る傾向があり、注意が必要です。
アフィリエイターの場合は、その商品を扱わないという選択をするのが一番手っ取り早いでしょう。 自社商品の場合は、公式LPの文言の見直しを行い、薬機法に該当する言葉を修正しましょう。
独自コンテンツ部不足の原因③ 広告ばかりの記事
ペラサイトに画像を増やしたようなケースで、ほとんどの画像にリンクが張られており、広告ばかりの記事になっていると、独自コンテンツの不足として審査落ちすることがあります。
「広告表示を主目的としたリンク先コンテンツ」に該当しますので、ほどほどにしておきましょう。
ページを開いたときに1画面まるごと広告(リンク)しか表示されない、という場合も審査落ちしやすいのでご注意ください。
独自コンテンツの不足で不承認になったときの対策
ここからは独自コンテンツ不足となった場合の「対策」について紹介していきます。
書かれている内容をやればやるだけ承認されやすくなりますが、その分、手間と時間が掛かりますのでさじ加減もポイントです。
簡単に出来る対策から順番に紹介していきますので、すべてやる必要はない、ということも覚えておいてください。
独自コンテンツ不足の対策① 新しく記事を作り直す
独自コンテンツの不足で審査落ちした記事は、再審査をするのではなく新規記事かつ広告グループを新しく作り直すのがポイントです。
同じ広告で再審査をした場合、1回目の審査よりも審査基準が厳しくなり、90%以上の確率でまた審査落ちします。
その為、該当の審査落ちした広告グループを削除し、また新たに作ります。 そして、記事についてはURLを複製等で変更するようにしてください。(記事内容は同じで大丈夫です)
たったこれだけで、1回目の広告と同じ内容にも関わらず「審査に通った!」というケースも多々ありますので、まずは試してみて下さい。
独自コンテンツ不足の対策② 見出しを使う
見出しはWEBサイトを構成する上で非常に重要な役割を持つため、見出しが一切使われていないページはコンテンツが乏しい、という判断をされることがあります。
もし審査落ちが続くようであれば、文章だけでなく見出しも幾つか使ってみて下さい。
見出しは簡単に導入可能で、ペラサイトでも使いやすいのでおすすめの対策ですよ。
独自コンテンツ不足の対策③ 文字数(テキスト)を増やす
少し手間が増えますが、広告記事の文字数を増やす、というのも有効な対策の1つ。
文字数の合計が2000文字以上が良いと言われていますが、審査落ちした場合はまずは既存の記事に500文字程度追加してください。
そして、①の対策同様に、広告グループを削除し、記事URLを変更して、再度新規で出稿してください。
見出しと組合せて作ると、より効果的な対策となります。
独自コンテンツ不足の対策④ 関連商品や関連記事を追加する
1つの商品の記事だけだと、一向に審査に通らない場合もありますので、その場合はその商品に該当する関連商品と関連する記事をサイドバー等に使いするやり方が有効です。
例えば、化粧品関連の商品を出稿する場合は、関連する化粧品関連の商品ページや、化粧品の使い方や成分などの記事をそれぞれ5個以上追加することによって、独自のコンテンツの評価を上げることに繋がります。
ご利用のワードプレステーマによっては、設定だけですぐに表示できるものもありますので、一度確認してみると良いですよ。
独自コンテンツ不足の対策⑤ 絞込み検索機能を導入する
GDNなどのディスプレイ広告では必須と言われるくらい、独自コンテンツ不足の対策として定番なのが「絞り込み検索機能」です。
検索広告では今のところ必須とは言われていませんが、じきに必要になる可能性もあるので、早めに対策しておくことをおすすめします。
ただし、絞込み検索機能を実装するには高度なプログラミングの知識と多くの設定が必要になりますので、そういった機能を完備したテンプレートを使うのがもっとも近道と言えます。
出稿している多くの広告で不承認が続く場合の対策
ここまで紹介した原因と対策を行っても、出稿している広告のほとんどが「独自コンテンツの不足」で審査落ちしてしまう・・・そんな方はこちらを参考にしてください。
少し手間は掛かりますが、先ほど紹介した5つの対策で解決しない場合は、根本的な対策が必要になります。
新しいドメインで出稿し直す
何をやっても審査落ちする、となると、出稿しているドメインがブラックリスト入りしている可能性があります。
こういったケースでは、広告記事の修正を頑張り続けるよりも、新規ドメインで出稿しなおしたほうがスムーズに承認されることがあるので、出稿するサイトを変えるという選択肢を覚えておきましょう。
ドメイン変更はワードプレスで作っているサイトであれば、プラグインを使って簡単に別ドメインにコピーできますので、そこまで手間は掛かりませんよ。
新しいアカウントで出稿し直す
これは最終手段ですが、先ほどのドメインのアカウント版で、Google広告のアカウントの評価が著しく低い可能性があります。
新たにGoogleアカウントを作成しなおした上で、もう1度やりなおすと出稿できた!という方もいます。
ですが、一般的には新規アカウントは審査が厳しくなる傾向にありますので、あくまでも最終手段だということを忘れないでください。
独自コンテンツの不足 原因と対策まとめ
検索広告での独自コンテンツ不足は、そのほとんどがペラサイト運用をしているときに起きがちです。
審査が厳しくなりつつある今でも、原因と対策を踏まえて広告記事を作成すれば、まだまだペラサイトでも出稿できていますので、諦めずに頑張ってください!
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